「Movement with Gangsters」シリーズプロジェクト

「Kenya, I'm Not A Terrorist」

 ~ケニアよ、私はテロリストではない~

日本ソマリア青年機構は、2014年4月に発生した

ケニア警察によるソマリア人への”不当拘束”に対し

当機構の基幹プロジェクト、「Movement with Gangsters 」の一環としてSNS上での抗議活動「Kenya I'm Not A Terrorist」を発足させました。

 

本運動は、

【Movement with Gangsters の最大目的である「イスリー地区の治安改善・テロの予防・ユースギャングの社会復帰」を目指すもの】です

暴力的な行為に対し、SNSという非暴力的な現代のツールを用いて

ソマリア人ユースたちの抗議の声を社会に発信、現地のユースたちを次々と巻き込むことで社会全体を動かす働きかけを行っています。

 

「私たちは、テロリストではないー」

 

当機構の投げかけたこのメッセージはケニア国内に留まらず

英国BBCや中東Al Jazeeraなどの国際的な報道機関にも取り上げられ、

全世界に伝えられています。

 

 *「Kenya, I'm Not A Terrorist」掲載メディア(一部掲載)

BBC World Service

Al Jazeera

Kenya Today

BuzzFeed

  

彼らの「声」は、tumblrやTwitter等のSNS上にて

#KenyaI'mNotATerroristのタグよりご覧いただけます。

 (リンク先 : tumblr公式ページ(英文表記))

 


【ケニア警察による「不当拘束」とは?】

2014年4月4日、ケニア警察により、ナイロビ市内のソマリア人居住区に住むソマリア人を対象とした一斉摘発が実施されました。

 

摘発の引き金となったのは、同年3月31日に発生し

ケニア人6名が犠牲となったイスリー地区内での爆破テロ事件。

同地区は、ソマリア南部を拠点とするイスラーム系過激派組織

アル・シャバーブの温床と見られており、同組織メンバーによる犯行と

疑われる爆破テロも度々発生しています。

 

この事件を発端として

ケニア国内の「テロ対策」のために行われたのが今回の摘発です。

しかしながら、その内実は600名以上のソマリア人が「明確な根拠なく」

強制的に連行されるというもので、市民の間からは「民族差別の意味もはらんだ

非人道的な行為」だとしてその正当性を疑問視する声が強まっています。

当局によるソマリア人への抑圧は現在もなお続いており、

職権を濫用した恐喝、不当な金品要求、劣悪な環境下での長時間拘束が横行し、

同地区に住むソマリア人は抑圧された生活を強いられています。

 
国際的な人権NGO団体であるヒューマン・ライツ・ウォッチはこの件について

「ソマリア人を虐げる濡れ衣である」と強く非難する声明を発表しています

【実際に公式tumblrにて投稿されたメッセージ】(一部掲載)

「私は難民だが、だからといって私がテロリストだという証拠にはならない」

郊外に住む難民はテロリストである可能性が高いと、無根拠に判断するケニア国政府の姿勢には疑問が投げかけられています。

「私はATMにはならない!私にはきちんと法的に保障されたIDがあるのだ」

ケニア警察に家を訪問調査された人々の多くは、ワイロの支払いを余儀なくされています。そうしなければ捕らえられ、「疑いが晴れるまで」と称して拘束され続けるからです。

「もし、あなた方がテロリズムと闘いたいのならば、差別によって若者たちを過激化させるのを止めるべきだ」

多くの人々が、警察の取り締まりはテロリズムを加速させている本当の原因を見逃していると考えています。

ご紹介したものは彼らの「声」のほんの一部です。

冒頭に記した通り、この運動は海外では大きく報道されるまでになりましたが、

日本国内ではまだまだ目を向けられるには至っていません。

 

「Movement with Gangsters 」の最大目的は3つ、

イスリー地区内におけるテロの予防、治安悪化の要因とされるユースギャングの社会復帰、そして同地区内の治安改善です。

立場の弱い市民が、権力のもとに不当な拘束を強いられている。

当機構は、この一連の拘束事件が当該地区であるイスリー地区の治安を大きく揺るがすものであると考え、「Movement with Gangsters」の最大目的達成の観点から本運動を発足させました。

 

不当な拘束に反対する住民一人ひとりの「声」に耳を傾け

彼らの主張を伝えていくことは、

「Movement with Gangsters」シリーズを通じ、”現地の”ユース達と同じ立場に立った働きかけを行い、ケニア国内におけるソマリア人の立場を深く理解する当機構だからこそ果たしうる役割であると考えております。

 

彼らの声を日本国内へ、そして日本国内から世界へ。

日本ソマリア青年機構は、彼らの置かれている深刻な状況に対しより多くの方々が目を向けられるよう、様々な形で発信してまいります。 

今回の運動が起こるきっかけとなった当機構のシリーズプロジェクトMovement with Gangsters」第2弾は第4回現地渡航活動にて実施し、実際のギャングと共に現地の”ユースギャング問題”を分析、解決策を模索することに成功しました。

 

第2弾の評価は、実施時に感じた葛藤や、ギャング問題を取り巻く実態の考察なども含め、「第4回現地渡航活動報告書」に収録されております。

ぜひ「報告書販売」のページよりお求めください。