ソマリアについて

 

「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ大陸東端に位置するソマリア連邦共和国。

アフリカ大陸有数の美しい海岸や、近年開発計画が進められている石油等地下資源に恵まれた豊かな国です。

しかし国際社会から「比類なき人類の悲劇」とも呼ばれ、現在でも紛争やテロ、飢餓など多くの問題を抱える非常に不安定な国でもあります。

 

◆基本データ

【首都】モガディシュ

【面積】63万8,000平方キロメートル(日本の約1.8倍)

【人口】1,079万人(2015年時点)※1 WHO

【民族】ソマリ族(約85%)

【宗教】イスラム教 スンニ派

【平均寿命】男性54歳/女性57歳(2015年時点)※ WHO

【15歳未満の人口割合】46%(2015年時点)※2 UNICEF

【30歳以下の人口割合】75%(2015年時点)※2 UNICEF

【乳児死亡率(1,000人出産当たり)】97人(2016年時点)※ CIA

 

 

その他ソマリアの基礎情報についてはこちらhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/area/somali/data.html#01(外務省HP)

 

【ソマリアの抱える社会課題】

<紛争>

ソマリア内戦とは、1980年代に起こった氏族同士の争いをきっかけとした内戦です。ソマリアは、約85%がソマリ人というアフリカの国としては珍しい単一民族国家ですが、血族関係を基本とした非常に強い結びつきを持つ氏族という血縁集団が存在します。氏族はソマリアにおいて非常に重んじられており、これらの氏族間での政治的不平等などが内戦にまで発展しました。

 

1991年、当時政権を担当していたバーレ政権が崩壊し、無政府状態に陥ってからは、国際社会の介入や武力勢力の台頭などによって、内戦は複雑化・長期化し、多くの難民が生まれました。2006年頃には、イスラム法に基づく裁判を行うイスラム法廷連合が一時的に首都のモガディシュを制圧し、内戦に“宗教”という新たな対立軸が生まれました。2012年に公式な政府が樹立してからは比較的治安が安定してきたものの、首都モガディシュではイスラム過激派であるアルシャバーブによるテロ行為が繰り返されており、ソマリア国内は未だ不安定な治安状態が続いています。

 

<難民>

1988年から続く内戦による劣悪な治安状況や慢性的に続く飢餓の影響で、大量の難民が発生しました。国外へ難民として逃れたソマリア人は約98万人存在し(2015年12月時点)、主にケニアなどの近隣諸国に逃れて生活を送っています。彼らの多くは難民キャンプに滞在していますが、蔓延する伝染病、武装勢力による暴力的犯罪や略奪・強盗・レイプ・無差別テロなどの脅威に常に晒されており、住民たちは極めて過酷な生活を強いられています。

 

<飢餓>

農耕や牧畜による生活を依存するアフリカの角地域一帯は、降雨量の減少により度々深刻な干ばつに見舞われてきました。中でもソマリアでは20年以上に及ぶ内戦によるインフラの破壊、食糧価格の高騰、また政府の脆弱性や武装組織による支援団体への妨害など諸問題が重なり、その被害は深刻です。「世界最悪の人道危機」と形容された2010−12年の飢饉では、同国民の推定4.6%に上る約26万人が犠牲となり、その半数を5歳未満の子どもが占めると言われています。


「飢饉の終結が宣言された今、効果的な対策をしなければこの悲劇が繰り返される」とUNICEFをはじめ諸機関が度々警告していますが、現状国際社会の支援は十分ではありません。

 

 

<海賊>

2005年頃よりソマリア沖で外国商船などに対する海賊行為の発生件数が急増しました。この背景には、内戦によるソマリア国内の貧困化、他国によるソマリア沖漁業資源の違法乱獲、海賊行為のビジネス化など複数の要因があるとされています。多くの国際機関や政府のパトロール実施などの対策強化により、2012年を境に海賊の数は大幅に減少しているものの、未だ海賊問題発生の背景にある問題の根本的解決には至っていません。

 

 

(写真提供:瀧野恵太)

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